緩和ケアをもっと知りたいという想いで大学院に進学
緩和ケアをもっと知りたいという想いで大学院に進学
| 日々の業務の中で、免疫・膠原病内科の患者さんが前兆なく病状が悪化してしまうケースがありました。予後の予測がむずかしい患者さんの緩和ケアや、ご家族へのサポートについて理解を深めたいと考えていた時、職場の先輩に大学院進学を勧められ、上司に相談したところ後押しをしてくださり、進学を決心しました。 そして京都大学大学院医学研究科に進学し、看護学や研究方法を学習。そして、膠原病患者に対する緩和ケアについて検討し、「エンド・オブ・ライフ期における膠原病患者のQOLを支える関わり：熟練看護師の語りに基づく質的記述的研究」というテーマで修士課程研究を行いました。 |
非がん患者さんに質の高い緩和ケアを
| 在学中は大変なこともありましたが、“大学院で学んだ専門的な知識を看護実践に活かす”という目標があったので、乗り越えることができました。もちろん、看護師や医師をはじめとする関係者の方々と、家族の支えがあったからこそ進学し、学びつづけられたと感謝しています。 今後も、がん看護領域で緩和ケアや意思決定支援の在り方ついて学びたい。そして、大学院で深めた考えや知識をもとに、大学病院で高度医療を受ける非がん患者さん（特に勝原病患者さん）に必要な緩和ケアを実践し、意思決定支援をすることが目標です。さらに、臨床の中で研究課題を見出し、実践につながる看護研究に取り組みたいと考えています。 |
