国際貢献・国際交流

国際交流

京大病院は、米国・中国・ブータン王国をはじめ複数の病院と提携し、国際交流を図っています。毎年数名の看護師が米国のMDアンダーソンがんセンターやハワイ大学などの研修に参加し、最先端の看護を学んでいます。また、海外からの研修受け入れにも対応しており、アスクミー・ナースが研修生をサポートする体制をとっています。

京大病院はブータン王国へ医療スタッフを派遣し
医療支援を行っています

京大病院は2013年10月にブータン王国(以下;ブータン)のブータン保健省、ブータン医科大学とイコールパートナーシップ協定を締結しました。この協定は医師や看護師などの医療スタッフを派遣し、ブータンの若い医師の育成に貢献すると同時に、京大病院の医療スタッフがGNH (国民総幸福量)を大切にしたこの国で「幸せとは何か」を考える機会を得る互恵関係を構築することを目的としています。2018年の第10陣派遣までの5年間で16名の看護師が現地で医療活動を行いました。

    

ブータン王国の医療支援に参加して

「お互いの文化や医療、看護の現状を尊重しながら良い交流ができました。」

手術部
筑波大学医療技術短期大学部卒
1998入職

2013年からブータン王国と医療交流が行われており、2018年秋に第10陣として、手術室とICUにて医療交流活動を行いました。
ヒマラヤ山脈を眺めながら到着した現地は、標高2500mで空が澄んでいました。しかしインフラ設備は整っておらず、街中には排水やゴミが散乱している状況です。私は、周術期看護の経験をもとに、感染対策の講義を行うなど、現地の看護師と一緒に、現地で必要とされている業務改善のためPDCAサイクルを活用して、活動をしてきました。人々はとても親切で、お互いの文化や医療、看護の現状を尊重しながら良い交流ができました。

 

 

ブータン医療支援詳細