中病棟

ES-ICU

中病棟1階(救急・脳卒中集中治療室:ES-ICU)

概要

 病床数8床
脳神経外科 脳神経内科 初期診療救急科

 

 

特徴

1)初期診療・救急科
肺炎、尿路感染などの感染症、急性呼吸不全や急性心不全、アナフィラキシーショック、頭部外傷などの救急治療を行っています。

2)脳神経外科 脳神経内科 
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の三疾患の急性期管理、脳血管障害(脳動脈瘤・脳動静脈奇形・もやもや病等)や脳腫瘍や脊髄腫瘍等の外科的治療の術後管理、髄膜脳炎やてんかん重積などの内科的治療などを行っています。もやもや病の治療においては、小児患者が多く成人だけでなく小児患者の術後管理も行っています。

ES-ICUは、ハイケアユニット加算1を有し、看護師は常時患者4人に対し1人以上配置しています。2019年12月に新病棟に移転し、初期診療・救急科の受け入れを開始しました。重症度や緊急性が高く、症状の発現や変化を見逃さない細やかな観察と迅速な対応はもとより、正確な知識と判断力、実践能力を備えた看護が求められます。それだけではなく、入室する患者は、高齢者はもとより急な症状変化や意識障害や運動障害を持ち、その障害と共に生きることを支援することが重要です。看護の実践にあたっては、ユマニチュードやNICD(意識障害・寝たきり廃用性症候群患者の生活行動回復看護)の理論を取り入れています。24時間のケアの全てに、「その人らしさ」を考えた生活の再獲得のための援助を実践すること、生命だけでなく危機的心理状態にある患者やその家族が大切にされていると感じる安心と優しさを伝えられる、適時性のある看護を目指しています。今後は、ユニットの増床も控え、さらに緊急入室数の増加や入室患者の重症度が変化し、ES-ICUでの看護の質が患者の転帰を左右する要因となります。急性期病院のユニットに限定した看護を完遂するのではなく、一般病棟や回復期病院などを経て患者が地域へかえることを見据えた効果的なケアを提供することが役割です。

 

 

 



新生児集中治療部・新生児治療回復室

中病棟2階(NICU:新生児集中治療室 GCU:新生児回復室)

概要

NICU12床、GCU12床

低出生体重児や疾患を持った子どもたちのケアを行っています。

特徴

 当NICU・GCUは2019年2月に産科分娩部とともに京都府より総合周産期母子医療センターの認可を受け4月から稼動を開始します。また12月の新病棟移転に伴いNICUは9床から12床に増床となり、地域の新生児医療の中核としての役割はこれまで以上に大きくなっています。

1)新生児集中治療部(NICU)
低出生体重児(特に極・超低出生体重児)、新生児仮死・胎便吸引症候群などの周産期の異常に伴う病態、先天性十二指腸閉鎖・腹壁破裂などの外科疾患や、ファロー四徴症・肺動脈閉鎖症等の先天性心疾患など、出生直後からの集中管理を必要とする新生児を受け入れています。入院経路は院内出生と他院からの新生児搬送があるが、当院では基礎疾患や合併症のある妊産婦の母体搬送後に出生する院内出生児の割合が多く、出生前からの産科分娩部との連携は重要です。
 NICU看護は「生理学的適応を支える集中ケア」「神経行動学的発達を助けるケア」「両親・家族中心のケア」で構成されています。医療的ケアを必要とする新生児が胎外生活に適応し身体的にも心理・社会的にも健やかに成長していくためには、きめ細やかなケアが24時間継続して必要であり、また出生後早期から将来の成長発達のことも視野に入れておく必要があります。医師をはじめとした他職種と連携し、また新生児集中ケア認定看護師を活用して最新の知識・技術の獲得に努め、看護の質の向上を目指しています。  

2)新生児治療回復室(GCU)
 GCUはNICUでの急性期の治療を終えた児に対して、回復期の治療と退院準備のための支援を行う病棟です。NICUから継続する疾患の治療・ケアとともに子どもの成長発達段階に合わせた養育を行い、両親の親役割遂行とできるだけ早期の家庭生活への移行のために、育児指導や精神的支援を行っています。近年重症児や慢性疾患児の増加に伴ってNICUと合わせた入院期間が長期化する傾向にあり、入院生活の質の向上や発達支援、家族関係の構築・発展へ向けた援助がより重要となっており、理学療法士・言語聴覚士・臨床心理士などとの多職種協働にて母子のケアにあたっています。また退院支援としては必要に応じて地域ネットワーク医療部のMSWとともに、地域の医療機関や保健福祉施設との連携を図っています。

 

心臓血管外科、結核病床、RI病床
産科分娩部・母体胎児集中治療室

中病棟2階(周産母子診療部・MFICU)

概要

産科分娩部19床 MFICU6床
帝王切開率 36.2%。
ハイリスク妊娠の周産期管理と個々の希望に応じた母乳育児支援を行っています。 

特徴

1)周産母子診療部

正常分娩以外にも、糖尿病、自己免疫疾患など内科疾患合併妊娠や、切迫流早産、妊娠高血圧症候群、前置胎盤などの妊娠合併症、弛緩出血、常位胎盤早期剥離などの産科救急疾患を受け入れています。
 分娩数は年間408件、他施設からの母体搬送は105件であり、帝王切開率は42%となっています。その中、こうしたハイリスク妊産婦にも可能な限り母児同室と早期母乳栄養開始を実践しています。また、脳血管疾患合併妊娠に対する無痛分娩や、陣痛に対して不安の強い妊婦さんに和痛分娩を行っています。
 出産準備として母親教室や母乳教室を開催し、分娩に対してのイメージ作りを行うことによって、夫立会い分娩など分娩時期をどのように過ごすかの希望を実現することができます。また産褥期も入院中だけでなく産後1ヵ月まで、育児や母乳栄養に関する相談外来があり、産褥期の不安解消に努めています。

2)助産師外来
助産師による相談外来を設けており、不妊治療から妊娠、分娩、産後の育児の問題まで、多方面への支援を行っています。

3)助産師外来・院内助産
妊婦健診(超音波検査・内診・外診)を助産師が行い、より健康的なマタニティライフを送り妊婦さんの生む力を引き出す援助を行っています。
 病院内で助産所の良さを生かし、産婦さんの「産む力」赤ちゃんの「生まれる力」を引き出し、自然なお産ができるよう助産師が支援しています。経過中に異常があれば産科医・小児科医が対応する体制も備えています。  

4)高度生殖医療センター
不妊治療部門では、大学病院として他院では治療困難とされる患者や、癌患者の妊孕性支援の治療を行っています。また、不妊カウンセラーの資格を持った助産師による専門的な指導も実施しています。

5)MFICU

地域周産期母子医療センター内のMaternal-Fetal Care Unit(母体胎児集中治療室)として2016年6月に設立、周産母子診療部、新生児集中治療部と同じフロアに設置されました。2019年4月総合周産期母子医療センターの認可を受け、京都府下の周産期医療体制を支える体制を強化しました。重症妊娠高血圧症候群、切迫早産、子宮内胎児発育不全、多胎妊娠、前置胎盤など母体・胎児の両者について24時間体制の厳重な集中治療を要する疾患の診療に対応するための医療スタッフが常駐し、設備が整えられています。
 また、京都府下もしくは他県から弛緩出血、常位胎盤早期剥離などの産科救急搬送も受け入れ、その数はこの10年で2倍に増えています。救急搬送された妊産褥婦の病態の急変や環境の変化による精神的ケアにも力を入れ、中2階(周産母子診療部)とはスタッフのローテーションを行い、ハイリスク妊産褥婦のケアが産科全体で行えるようにしています。

 

心臓血管外科、結核病床、RI病床
HCU/CCU

中病棟3階(心血管・肝胆膵高度治療室:CCU/HCU)

概要

病床数15床(HCU加算)
循環器内科6床 肝胆膵移植外科7床 心臓血管外科2床

特徴

1)循環器内科
虚血性心疾患や心不全、重症不整脈、大動脈疾患等、あらゆる循環器疾患を対象としているが、中でもスワンガンツカテーテル留置の必要性がある患者や、CHDF、IABP、PCPS、人工呼吸器などのME機器管理を要する重症患者が入室します。また、重症大動脈弁狭窄症患者に対する経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)や、バルーン肺動脈形成術(BPA)、大動脈ステントグラフト術を受けた患者の術後管理を行っています。
 循環器内科は、心筋梗塞や狭心症等の虚血性心疾患の患者さんに対し、24時間カテーテル治療を行える体制を整えています。CCU直通の循環器内科ホットラインを設置して、救急搬入を受け入れています。
 重症不整脈の場合は、徹底したモニター管理を行い、急変時には迅速で的確な処置を必要とします。心不全には、厳重な輸液管理と薬物治療を行い、ネーザルハイフローやNPPV・IPPVなどの呼吸器を使用し、呼吸管理も合わせて行っています。

2)肝胆膵移植外科
2019年12月1日に中病棟3階に移転し、HCUでは肝胆膵・移植外科の術後管理を行っています。移転時に作成されたスケジュールに沿って2床からスタートし、7床まで増床していく予定です。

3)心臓血管外科・他科
心臓血管外科の開心術後や、ICUが満床の場合は、急性呼吸不全、重症敗血症などの全身管理を必要とする患者さんが科を問わず入室します。
 異動してきた看護師は、肝胆膵・移植外科や循環器内科、心臓血管外科の看護技術や知識を習得し、診療科を問わず集中的なケアが実践できるように、日々研鑽に努めています。
 ケアユニットへの入室後、患者は治療や環境の変化でせん妄が出現することも多い。それらの症状やストレスが軽減できるよう、きめ細やかな看護が実践できることを目標としています。また、入室時より退院療養に向けて、地域ネットワーク医療部や病棟スタッフ間で情報共有を行っています。
 新卒~4年目看護師や部署間の異動、育児中のスタッフなど、ケアユニットでの経験年数が少ないスタッフの割合は年々増えてきています。経験が少なくても重大なエラーを回避でき、看護の質を保てるようにPNSの利点を生かして、新人・現任教育や業務改善に取り組んでいます。

ICU

中病棟4階(集中治療部:ICU)

概要

病床数20床(特定集中加算)
SERGICAL-ICUMEDICAL-ICUEMERGENCY-ICUとして機能しています。 セミクローズドICU(麻酔科管理、心臓血管外科・肝胆膵移植外科・呼吸器外科管理)

 

特徴

 

 <入室患者内訳>
・(生体及び脳死)肝移植及び肺移植術、心臓外科手術(新生児・小児・成人)、食道亜全摘術等の大手
 術後の患者、合併症などリスクの高い術後。
・呼吸不全、敗血症、多臓器不全などで病棟から入室する重症患者。
・多発外傷や重症熱傷、CPA蘇生後等の重症救急患者。

集中治療部(ICU)とは、“集中治療のために濃密な診療体制とモニタリング用機器、ならびに生命維持装置などの高度の診療機器を整備した診療単位”と定義されている(今井孝祐ら.日本集中治療医学会雑誌2009;16:503-504)。特定集中治療加算を有し、一般病棟では管理困難な重症度の高い患者さんの治療看護にあたっています。
 看護師は常時患者2名に対して1名以上配置され、重症度に対応できる人員となっています。年齢も新生児から高齢者までと幅広く、内科系・外科系すべての診療科に対応します。集中治療部で働く看護師には、重症度の高い患者さんをケアするための知識、観察力、アセスメント能力、判断力、高度な看護実践能力が必要です。また、集中治療部に入室する患者や家族の苦痛や精神的負担は計りしれず、看護師には鎮静により発語や動くことのできない患者さんの尊厳を守り、患者、家族への精神面へのケアも常に考えて行動する力が求められます。
 患者さんが生命の危機状態を安全に脱し、安定した状態で一般病棟に帰室出来ることを目標に、医師、臨床工学技士、リハビリテーション部、感染対策チーム、栄養サポートチームなど様々な職種・部門と密に連携を図り、高度な医療と看護を提供しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小児科、小児外科、心臓血管外科(小児)、形成外科(小児)

中病棟5階(小児科・小児外科)

概要

病床数47床(小児科29床・小児外科11床・形成外科(小児)5床・心臓血管外科(小児)2床)               化学療法、造血幹細胞移植、肝臓移植、心臓手術、形成手術など、小児に関わる多彩な専門的治療を行っています。

特徴

 

1)小児科
血液疾患(白血病、悪性リンパ腫など)、悪性固形腫瘍、先天性心疾患、神経疾患、内分泌・代謝疾患、免疫・アレルギー疾患など、あらゆる疾患をもった小児を対象としています。血液・悪性固形腫瘍に対しては、化学療法・放射線療法や造血細胞移植を行っています。2017年1月からは造血細胞移植後フォローアップ外来を開設し、造血細胞移植後患者の長期的な支援に力を注いでいます。また、神経疾患や心疾患患者では、退院後の在宅管理が必要とされる場合も多く、小児科外来と連携を取りながら退院支援を行っています。

2)小児外科
先天性胆道閉鎖症や鎖肛などで外科的処置を必要とする小児を対象としています。生体肝移植の術前・術後の看護や、その他の周手術期看護を行っています。生体肝移植術を受ける患者に関しては、入院前から移植コーディネーターと情報共有しながら看護にあたっています。また、生体肝移植術後の定期肝生検や、鼠径ヘルニアなどのデイ・サージャリー術後の短期入院患者の看護も行っています。

3)形成外科
口唇口蓋裂や小耳症、多合指症、先天性色素性母斑などで外科的処置を必要とする小児を対象とし、それらの術前・術後の看護を行っています。

4)心臓血管外科
先天性心疾患で外科的処置を必要とする小児を対象とし、それらの術前およびICU帰棟後の術後看護を行っています。

* 小児患者の治療環境においては、子どもと家族双方の治療に対する前向きな気持ちを引きだすことが重要で
 あり、チャイルド・ライフ・スペシャリストや臨床心理士が、より専門的な知識をもって、子どもや家族の
 支援を行っています。
* 小児期は心身ともに成長・発達する時期であり、入院期間中であっても可能な限り遊びや学習を通じた子ど
 もらしい生活を送ることが望まれます。家族はもとより、保育士・院内学級の教員・ボランティアと協力
 ながら、発育を促す関わりを心がけています。

 

心臓血管外科、結核病床、RI病床
肝胆膵・移植外科

中病棟6階(肝胆膵・移植外科)

概要

病床数48床
(肝胆膵・移植外科)

肝臓、胆道、膵臓の悪性腫瘍に対する手術を衷心に化学療法などの集学的治療と肝臓移植や難治性糖尿病に対する膵島移植などの移植医療をおこなっています。

特徴

肝胆膵外科では、肝臓、胆道、膵臓の悪性腫瘍に対する外科的治療が主ですが、特に肝臓癌、胆管癌、及び膵臓癌に対する拡大手術、および集学的治療を精力的に行っています。侵襲やリスクの大きい手術が多く、また最近では腹腔鏡補助下手術が増加しており、殆どの手術がICUやHCUを経由して帰室してきます。手術以外では肝動脈塞栓療法、ラジオ波焼灼術、全身化学療法や肝動注療法などの補充療法を実施しており治療内容は多岐にわたっています。また、膵・十二指腸領域の内分泌腫瘍の診断と治療も行っています。
移植外科では、成人の生体・脳死肝臓移植と難治性の糖尿病の治療としての膵島移植を行っています。
 手術前後の全身管理、ドレーン管理、栄養管理と術後せん妄に対するケア、早期離床に向けたリハビリと日常生活介助などが周術期看護の中心となり、早期発見・早期対応が求められるため即時に的確なアセスメントと判断が必要です。そのためには病態の把握と看護を結びつける知識と技術が重要で、教育指導の要としています。
 医療の質を上げるために大切なことは全てのスタッフがチーム医療の意識を持って、実践と評価を繰り返すことです。顔の見える関係性を大切にし多職種とのカンファレンスには時間と労力を費やしています。移植医療に関しては医学的にも社会的にも長期にわたってのサポートが必要であり、移植コーディネーター、理学療法士、作業療法士、栄養士、薬剤師、地域ネット医療部スタッフなど他職種の方の知識と技術を得てチームとして介入しています。肝胆膵外科は、術後再発を繰り返す症例や手術不適応となる症例、ターミナル期を迎える患者など入退院を繰り返す患者も少なくありません。緩和サポートチームや臨床心理士とも連携して、患者や家族への精神的ケアも看護の大きな役割となっています。高齢化・重症化で在宅退院、地域への転院や緩和病棟への移行の調整は患者家族の関係性、意思をチームで情報共有することが重要で慎重かつタイミングを逃さないように取り組んでいます。また昨今では移植した患者の高齢化も進み、老老介護の問題や受け入れ先に難渋するケースもあります。入退院支援センターや地域ネットワーク医療部と連携して早期からチームで介入をし、安心して退院、転院していただけるよう支援に努めています。

心臓血管外科、結核病床、RI病床
循環器内科

中病棟7階(循環器内科)

概要

病床数48床(循環器内科)

特徴

  心筋梗塞や狭心症に対するステント留置術、不整脈に対するアブレーションやペースメーカー埋め込み術、下肢閉塞性動脈疾患やシャント閉塞に対する経皮的血管拡張術、動脈瘤疾患に対するステントグラフト治療、心不全治療などを対象としています。また、重症大動脈弁狭窄症患者に対する経カテーテル大動脈弁置換術や肺高血圧症疾患患者への特殊な治療薬の取り扱い、バルーン肺動脈拡張術、治療効果が得られず右心不全の進行により肺移植待機中の患者など専門性の高い治療を行っています。循環器内科が対象とする疾患は、早急な治療を要する緊急入院が多く、的確なアセスメント能力と判断が求められるため知識の向上や普段のトレーニングが不可欠です。また、中病棟7階ではCCUの後方ベッドとしての役割があります。心筋梗塞や重症心不全などME機器管理が必要な患者はCCUで管理されるが、状態が安定すると当病棟で受け入れる事になります。逆に当病棟で急変や重症化した患者はCCUへ入室します。このように常にCCUとの間でベッドコントロールを行い、緊急に備え速やかに対応できるようにしています。
 心疾患は生活習慣病であり、退院後の自己管理が不十分で入退院を繰り返す患者さんも多く、心臓リハビリテーションを含め生活習慣の変容を促す指導、患者自身が疾患と向き合っていく意欲が持てるような支援、ケアする家族への援助が重要です。近年の高齢化に伴い、当病棟でも高齢の患者さんや独居、老々介護の患者さんの入院が増えてきており、認知症看護や退院支援の知識も必要になっています。また、心不全患者に対するアドバンス・ケア・プランニングにも医師とともに取り組みはじめています。

 

 

 

心臓血管外科、結核病床、RI病床
婦人科

中病棟8階(婦人科 循環器内科)

概要

病床数48床(婦人科40床 循環器内科8床)
女性生殖器系の良性・悪性疾患に対する専門的な治療を行っています

特徴

 1)婦人科
 子宮や卵巣などの女性生殖器系の疾患に対して、手術療法をはじめ、化学療法や放射線療法(併用療法を含む)、免疫療法を行っています。また、対象患者に対する治験(第Ⅰ/Ⅱ相試験)も実施しています。
 外科的治療では、開腹手術に比べて低侵襲である腹腔鏡手術やロボット手術が主流となっており、手術件数は約50件/月。在院日数は7~10日です。がんの浸潤状況により、骨盤内臓器を摘出するなど、侵襲の大きい手術を行うこともあり、人工肛門造設(コロストミー、イレオストミー)や尿路変更(ウロストミー)後のストマケアやセルフケア指導も行っています。また、リンパ節郭清術後のリンパ浮腫に対しては、入院中の予防指導に続いて、リンパ浮腫外来と連携をとりながら継続的に支援しています。
 化学療法は、入退院を繰り返しながら長期間にわたって行うこともあり(手術後の補助化学療法で約半年間)、毎月70~80件前後の患者さんを受け入れています。多様なレジメンに対応すべく、病棟薬剤師と協働しながら、安全で質の高い化学療法看護を実践できるよう努めています。がん性疼痛をはじめ、疾患や治療によって出現する疼痛や倦怠感などの苦痛や精神症状についても、緩和ケアサポートチームとの連携を蜜にしながら症状緩和をおこなっています。また、病状や予後が厳しい患者さんについては、病棟担当のMSWを中心に地域ネットワーク医療部と協働し、患者・家族の希望やQOLを重視しながら、ホスピスや緩和ケア病棟への転院および在宅での自宅療養を目指した退院支援を行っています。外来-入院継続看護および多職種協働でアドバンス・ケア・プランニング(ACP)に取り組み、婦人科がん患者さんに対する医療や看護の質向上に努めています。

2)循環器内科
 虚血性心疾患に対する治療を主に行っています。予定検査である冠動脈造影(CAG)や経皮的冠動脈形成術(PCI)、弁膜症などの検査入院、心不全の増悪患者の治療、CCU退室後で比較的病状が安定しており継続治療が必要な患者を受け入れています。できるだけ早期に病状をコントロールし、リハビリテーション部とも連携しながら早期退院および社会復帰を目指しています。

 

心臓血管外科、結核病床、RI病床