国際貢献・国際交流

国際交流

アメリカ・中国・ブータン王国等、複数の国の病院と提携をしており、アメリカのMDアンダーソンがんセンターは、毎年数名が渡米し交流を行っていて、諸外国からも、見学に訪れられています。

京大病院はブータン王国へ医療スタッフを派遣し
医療支援を行っています

京大病院は2013年10月にブータン王国(以下;ブータン)のブータン保健省、ブータン医科大学とイコールパートナーシップ協定を締結し、ブータンに医師や看護師などの医療スタッフを派遣して診療活動を行い、ブータンの若い医師の育成に貢献すると同時に、京大病院の医療スタッフが改めて限られた状況の中でGNH (国民総幸福量)を大切にしたこの国で「幸せとは何か』を考える機会を得る相互互恵関係を構築することを目的としています。2013年よりブータンに第 1陣の医師・看護師らを派遣し、以後2017年第8陣まで看護師8名が派遣され医療活動を行っています。

ブータン王国の医療支援に参加して

2005年入職(2013年~米国留学 2014年再入職)SUC勤務 

 京大病院が国際的な医療貢献の一環として行っているブータンとの医療交流事業に基づき、ブータン王国内の王立病院で派遣隊第6陣として2015年9月から外科病棟で3ヶ月間医療活動を行いました。外科一般や熱傷後、外傷後、小児術後など定期手術だけでなく緊急入院も多い病棟でした。治療やケアの方法、それらに対する患者さんの反応一つとっても日本とブータンで異なる部分もあったり、同じ部分もあったり、毎日が発見の連続で、大変興味深く充実した日々でした。しかし、当初は、施設における医療資源面だけでなく病院スタッフの働く様子にも、日本との違いばかりを見出してしまい戸惑いのほうが強かったと思います。ブータン人の人柄や朗らかさ、「慣れるまでには何事にも時間がかかるよ」といった姿勢に触れることで、「何かしなきゃ。」という気負いばかりが強かったこと、自分の尺度でしか物事を見ようとしていなかったことに気づきました。そして、まずは相手の文化、慣習、社会、生活様式を知り、理解しようとする姿勢が大切という当たり前のことに、今更ながら実感を伴った理解を得ました。語学力にも自信があったとは言えませんが、そんなことを気にしていても仕方ないと割り切れば、意外とできることも沢山ありました。もちろんそれを受け入れて頂いたスタッフや患者さんによるところも大きいのですが。ブータンの医療現場一端を垣間見るというこれまで私にとって未知であった部分を知るという楽しさだけでなく、それらの経験を通してそれまでの自分自身の価値観や看護観を見つめ直す機会にもなりました。